私たちは単にモノを販売するだけではなく、お客様が抱える課題を一緒に見つけ出し、「では、こうしてみてはどうでしょうか？」と提案しながら解決まで伴走することを大切にしています。例えば、「新しい製品をもっと小型化したい」「次の製品は性能を倍にしたい」といったご相談をいただいたとき、私たちは単に製品を紹介するだけではありません。「この製品があります」「この組み合わせならコストも抑えられます」といった具体的な提案を行い、お客様と共に製品づくりを進めていきます。
一般的に商社は“モノを売るだけ”と思われがちですが、私たちはお客様と一緒に考え、一緒にモノをつくる――そんな「寄り添うパートナー」として価値を発揮しています。
私たちが提供する「ワンストップソリューション」とは、複数メーカーの製品や技術を組み合わせて、お客様に最適な形でご提案できる仕組みです。さらに、当社では営業チームだけでなく技術のプロも一緒に動くため、開発の初期段階から最終段階まで、一つの窓口でサポートすることが可能です。お客様にとっては、いくつもの会社に問い合わせる手間がなく、「光アルファクスに相談すればすべて任せられる」という安心感につながります。
こうした体制こそが、私たちが多くのお客様から信頼をいただいている理由です。
当社には、FAE（Field Application Engineer）と呼ばれる技術の専門スタッフが在籍し、営業と連携しながらお客様をサポートしています。私たちは単に製品の性能情報をお伝えするだけではなく、「どう使うか」「どう動かすか」といった活用方法まで一緒に考える、いわば“エンジニアリング商社”です。お客様の開発現場に直接足を運び、導入から運用まで営業と技術が一体となって支援できることが、私たちの大きな強みです。
そして、最先端の技術をさまざまな企業と共に形にしていくプロセスには、大きなやりがいと面白さがあります。
私たちはアジアの主要都市に4つの海外拠点を構え、お客様が海外で生産を行う際に、部品や技術をスムーズにお届けするサポート体制を整えています。通常、日本から直接材料や部品を送ると、時間もコストも大きな負担となります。しかし当社は現地にスタッフと物流の仕組みを持っているため、必要なときに必要な量を迅速に供給することができます。その結果、お客様は安心して海外展開を進められるだけでなく、コストや納期の面でも大きなメリットを得られます。
つまり、私たちは「海外にも強い」――すなわち「世界でも通用する商社」として、お客様の事業を力強く支えているのです。
私たちは「モノを仕入れて売る」だけの従来型の商社ではありません。お客様のニーズに応えるため、自ら研究・開発にも取り組む体制を整えています。その象徴が、2020年に設立した研究開発室です。ここでは材料の特性を調べたり、新しい素材の組み合わせを試したりしながら、お客様の「こんなモノがほしい」という声をかたちにする素材開発を進めています。この取り組みは、他社にはない当社ならではの強みとなっています。
さらに、自社のアイデアを活かしたオリジナル製品づくりにも挑戦しています。例えば、屋外で使用できるIoT向け電源ボックス「ALPHIoT POWER」は、私たち自身の開発から生まれた製品です。
日常的に「つくる」「考える」という活動を行っているからこそ、お客様のモノづくりの現場をより深く理解し、最適なご提案へとつなげることができるのです。
